失ってしまった自分の歯の代わりに、あごの骨に埋め込む人工の歯根のことです。
治療は、あごの骨に埋め込んだインプラント本体に、セラミックなどの人工の素材で作られた歯冠を取り付けます。これによって自分の歯のように自然な歯を取り戻せ、再びしっかりと噛むことができるようになります。
- 自分の歯と変わらないしっかりとした噛みごこち
- 自然の歯のようなきれいな見た目
- まわりの歯を削ったり傷つけたりしない
- 治療期間が比較的長くなる
- 短い間隔でのメンテナンスが必ず必要
- 比較的費用がかかるい
治療を始める前には治療計画を立て、口腔内全体の問題を検査し、診断します。
一次手術
手術は局部麻酔で行います。あごの骨にインプラントを埋め込みます。簡単なものでは抜歯程度で、入院の必要もありません。また、骨が十分にある場合は、支柱(アバットメント)とインプラント体が一体化したワンピースタイプのインプラントを使用するため、一次手術のみで完了し、身体への負担を少なくすることが可能です。
二次手術(骨がない場合のみ)
歯ぐきを開いて人工の歯を取り付ける支柱(アバットメント)を装着します。この支柱は仮歯や最終的な人工歯とインプラントをつなげる役目をします。この状態で歯ぐきが治るまで1~6週間おきます。
歯ぐきが治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。形や色などは患者様に合わせて作製し、インプラントに取り付けたら完成です。
インプラントを長持ちさせるためには、正しいメンテナンスとアフターケアが必ず必要です。インプラントで治療した部分に限らず、お口の中も衛生的に保つ必要があります。ブラッシングの方法などについて適切な指導を受けてください。また定期検診を受け、インプラントや人工の歯の状態、噛み合わせを確認してください。